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川口則弘『文芸記者がいた!』

1,980円

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芥川・直木賞がすごいわけじゃない! 文学賞にニュース価値あり、とまつり上げてきた文芸記者こそが異様なのだ! 日本に新聞が誕生して150年、文学と密接に関わり、長きにわたって併走してきた文芸記者の仕事と生き様を追い、文学をめぐる環境がどう変わってきたかを探る、まったく新しい文学史。 「文芸記者は主役になることがほとんどない。他人の小説や評編、読者の好みや出版動向などをテーマに、さまざまな解説を偉そうに書きながら、自分のことはあまり語らずに影の存在に徹している。いったい何者なんだ、文芸記者。」(「はじめに」より) 【著者プロフィール】 川口則弘(かわぐち・のりひろ) 1972年、東京都生まれ。筑波大学比較文化学類卒業。2000年にWEBサイト「直木賞のすべて」を開設。他に「芥川賞のすべて・のようなもの」「文学賞の世界」などのサイトも運営する。著書に『芥川賞物語』『直木賞物語』『芸能人と文学賞』、編著に『消えた受賞作直木賞編』など。 四六判並製 232ページ ISBN 978-4-86011-493-0 [目次] はじめに──なぜ文芸記者なのか 一 論争と黒子の人 堀紫山(読売新聞) 12 二 振り回される人 嶋田青峰(国民新聞)20 三 怒られ通しの人 森田草平(東京朝日新聞)28 四 文学に踏み止まらない人 柴田勝衛(時事新報、読売新聞)36 五 庶民に目線を合わせた人たち 伊藤みはる(都新聞)43 六 記者をやめて花ひらいた人 赤井清司(大阪朝日新聞)50 七 最後まで取り乱さない人 渡辺均(大阪毎日新聞)56 八 威光をバックに仕事した人 新延修三(東京朝日新聞)63  八の補遺 文芸記者たちの雑誌刊行計画 70 九 クセのあるメンツに揉まれた人 高原四郎(東京日日新聞)79 十 騒がしい文化欄をつくった二人 平岩八郎、頼尊清隆(東京新聞)85 十一 文学の道をあきらめた人 森川勇作(北海道新聞)92 十二 自分で小説を書きたかった人 竹内良夫(読売新聞)100 十三 恥かしそうに仕事した人 田口哲郎(共同通信)107   十三の補遺 小説を書く文芸記者たち 114 十四 書評欄を変えようとした人 杉山喬(朝日新聞)124 十五 大きな事件で名を上げた人 伊達宗克(NHK)132 十六 多くの作家を怒らせた人 百目鬼恭三郎(朝日新聞)140 十七 エッセイでいじられる人 金田浩一呂(産経新聞、タ刊フジ)147 十八 出版ビジネスに精通した人 藤田昌司(時事通)154 十九 長期連載で鍛えられた人 井尻千男(日本経済新聞)162 二十 郷土で生きると決めた人 久野啓介(熊本日日新聞) 171 二十一 断定を避けた人 由里幸子(朝日新聞)178 二十二 生身の人間を大事にした人 小山鉄郎(共同通)185   二十二の補遺 賞を受ける文芸記者たち 194 二十三 面の皮が厚い人 鵜飼哲夫(読売新聞)200 二十四 いまの時代を生きる人たち 各社の現役記者 208 文芸記者年表 216

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